いくつまで生きますか?
大塚 宣夫
今、「銀座百点」を読んでいるあなた。あなたは今、生きていますか?
「当たり前じゃないか!」
ちょっとばかりムッとした声が聞こえてきそうです。
それでは、明日はどうでしょうか?
一週間後では?
一ヶ月後は?
一年後は?
少しずつ、自信がなくなってきたのではありませんか。
わたしは八十歳の今、自分の寿命を八十八歳、あと八年生きると決めました。
まず自己紹介をしますと、わたしは老年医療を専門とする医師で、東京・青梅市と稲城市に病院を構えています。専門は終末期医療、つまり看取(みと)りの病院です。
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