銀座 文字通り散策
第3回・楷書から明朝体、最初から印象大
塚田 哲也
東京メトロ銀座駅C6出入口のところにある「銀座駅」の文字を先月からずっと見続けています。
二月号、文章のラスト九行に無理矢理に思いの丈を詰め込んで、ブツッと終了したわけですが、それだけじゃあじつに勿体無(もったいな)い。あの明朝体の文字のかたちは、じっくり眺めるのにじゅうぶん値すると思うのです。
ところで「明朝体」とは何か。みなさんがいまお読みになっているこの文の文字のかたちも「明朝体」の一種なんですが、どのようにできたか、そしてどうして「明朝体」と呼ばれてるか、ご存知でしょうか。 |