銀座くらま会
百回記念公演を前に
小坂 敬(小松ストアー)
コシノ ヒロコ(ヒロココシノ)
福原 有一(福原グループ)
旦那衆の心意気
福原 銀座くらま会は邦楽をたしなむ銀座の旦那衆が、小唄、浄瑠璃、清元、常磐津、義太夫、日本舞踊など、習っている芸事の成果を年に一度披露する集まりとしてスタートしました。今年、二〇二四年十月二十八日に百回記念の公演を開催します。
くらま会が始まったのは大正中期以降といわれていて、実は新橋芸者衆の「東をどり」と同じく、歴史が長いのです。発表の場は、戦前は新橋演舞場や帝国ホテル、今は例年、新橋演舞場の大舞台にて九月にお披露目することになっています。現在の会員数は正会員十四名、準会員一名。僭越ながら、わたしが会長職を務めています。 |