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■GINZA拝見


今月号に掲載されている記事です。銀座にいらした際には、是非、お立ち寄りください。
「銀座百点」は、その他にも銀座のかおりが漂う記事がたくさんあります。興味をもたれた方は、是非、定期購読をご検討ください。

45R 銀座店
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45R 銀座店

去る九月八日、45Rの銀座本店が五丁目の西五番街にオープンしました。目印は全長約八メートルの巨木をしつらえたファサード。まるで大鳥居のような存在感を放っています。

館内は全四フロア。内装は京都の「三角屋」によるものです。各フロアで趣は異なりますが、いずれも日本が誇る熟練の職人技を駆使した、究極の日本建築の空間となっています。

一階は栗の無垢材をふんだんに使った「栗の間」。ジーンズやTシャツ、バンダナなど、45Rの看板アイテムでユニセックスなものが並んでいます。

二階はアフリカ原産のブビンガ材を中心に据えた曲線の空間。レディースの服がメインで、季節に合わせて商品は入れ替わっていきます。

三階の空間は「藍職人いろいろ45」。藍色のグラデーションの漆喰壁で、床は藍と檜の無垢材の市松模様です。さまざまな土地の藍職人と出会って生まれた独創的な服が並びます。青梅、益子、有松、奄美、阿波、インドなど、各地で異なる藍の持ち味を目にすることができる希少な場でもあります。

四階は「茶馬亭」という名のギャラリーで数寄屋造りの茶室です。工芸ギャラリー「桃居」を営んでいた広瀬一郎氏が厳選する工芸品など、いろいろな展覧会が行われます。

45Rの服のコンセプトは気持ちのよい服を喜んで着ていただきたい。そのため、糸作りや紡績までも自社で手がけています。本物を徹底的に追求する姿勢は、店舗の造りにも通じるものがあります。

ちなみに、秋冬のおすすめアイテムはリアルシェットランドウールとカシミアのセーター。ぜひこの秋、45Rの新店舗で内装やギャラリーの展示も楽しみながら、新しいお気に入りの服を手に入れてください。

銀座 大黒屋
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銀座 大黒屋

銀座四丁目の交差点から銀座通りの西側を歩くこと一分の立地に、店を構える銀座大黒屋です。

銀座大黒屋は一八〇〇年、鶏卵卸商として創業しました。のちに乾物、戦後は女性雑貨と時代によって扱う品が変遷し、先代の安西章次氏によりハンドバッグ専門店となりました。

店内に足を踏み入れると、八代目の安西慶祐社長が自らセレクトした色とりどりのバッグや小物がずらり、目にも鮮やかです。革の質、収納力、いつでも持ち歩きたくなるような使いやすさにこだわり、オリジナリティに富んだラインナップが魅力的。フランス製、イタリア製、日本製とバッグの出自は多様ながら、ブランド名に頼ることのない、本当によいものだけをそろえています。

銀座大黒屋の代名詞ともいえる豚革のエナメルトートは、あえてポケットの設計をしない一枚革の軽やかさ。丸みを帯びたデザインに、五〇〇ミリリットルのペットボトルが入るマチがあるのもポイントです。釣り糸ほどの細さのナイロン繊維で織ったスケルトンのリュックとトートは、「軽量で生地に張りがあり丈夫」と三拍子そろった人気作。黒地にアニマル柄を重ねているから、中身が透けて見えないのも、臆せず使える秘訣なのです。

今年の秋冬の装いに加えるなら「スエードレザーがおすすめです」と安西社長。スエードのマットな質感が、ウールなどのアウターにもよく馴染みます。スエードはお手入れが難しい? ご安心を。「雨や汗などで濡れないようにすれば長持ちしますよ」とのこと。肌寒い日には、絹織物で有名なフランス・リヨン発のストールもご提案。双子の姉妹デザイナーが生み出す独創的な図案を、インド織物のノウハウによって再現したストールは、まさに身にまとう美術品といえるでしょう。

(撮影 大森ひろすけ)



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