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■GINZA拝見


今月号に掲載されている記事です。銀座にいらした際には、是非、お立ち寄りください。
「銀座百点」は、その他にも銀座のかおりが漂う記事がたくさんあります。興味をもたれた方は、是非、定期購読をご検討ください。

和光
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和光

四丁目の交差点に立つ和光。時計塔を戴くクラシカルな建物は銀座の永遠のシンボルです。もともと昭和七年に服部時計店として建てられましたが、昭和二十二年に服部時計店の小売部門が和光として独立。昭和二十七年から、この建物で営業を始めました。

扱う商品は時計、ジュエリー、ファッション、インテリアなど。いずれの分野でも世界中から選りすぐった一流の品だけをそろえ、本物を求める顧客から厚い信頼を得ています。

今、注目されている商品が、二階の「ジュエリースクエア」に並ぶアショカダイヤモンド。八年前の登場以来、その人気は年々高まっています。

アショカダイヤモンドの歴史は九〇年代にインドで発見された古代の大粒ダイヤモンドに始まります。このダイヤモンドの独自のカットに魅せられたニューヨークの名門宝石商、ウィリアム・ゴールドバーグがカットを徹底的に分析し、現代によみがえらせることに成功しました。特徴は直線的で細長いカットと丸みを帯びたカットを組み合わせることで生まれる、比類のないきらめきと透明感です。

アショカダイヤモンドのルース(裸石)は日本では和光だけが直接の買いつけを許され、デザインから製作までを一貫して手がけています。服部時計店時代からジュエリーを作りつづけてきた伝統の技が駆使されています。

この秋には新シリーズ「ASHOKA KYO」も登場しました。 “明鏡止水“から発想を得て、アショカダイヤモンドは澄んだ水面の美しさを、磨きあげられたプラチナまたはゴールドが曇りのない鏡を表現。澄み切った輝きは高揚感をもたらします。

極上のダイヤモンドを価値ある一生もののジュエリーに。歴史に培われた美意識と職人技を持つ和光だからこその仕事です。

銀座 英國屋
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銀座 英國屋

並木通りと松屋通りの角に立つ、ビルの三階。伝統あるテーラーメイドの銀座 英國屋は、二〇二〇年五月、銀座三丁目店をオープンしました。コンセプトは、モダンテイストを取り入れた大人の隠れ家的空間。まさにエレベーターを降りるとそこには落ち着きのある美しい空間が。並木通りを見おろすことができる明るい店内には、四百点から五百点もの生地が並び、圧巻の品ぞろえです。

昨今はウールの極細繊維が織りなすエレガントで上品な生地がたくさんつくられているのが目立ちます。たとえばラテン語で〝最も優れた〟という意味をもつ「サマ・カム・ラウデ」。ダグデールブラザース社のプレミアム商品で、うっとりするようなさわり心地と光によって表情が変化。品のいい色合いもすばらしい生地です。またキングスミル社の「クアトロ」はさらに糸の番手の細い、エレガントな生地。もちろん、銀座 英國屋ならではの丁寧なビスポークがその人に寄り添う服を作り上げます。

「フィッティング専門技術者が常駐し、お客さまのお話を伺い、お好みを採寸・型紙起こし、仮縫いに逐一反映させています。また利き足や腰の高さ、肩の上がり下がりなども丁寧に見つめて反映しています」と、川鍋宏和店長。

スーツだけでなく、ワイシャツもオーダーでき、トータルなコーディネートが可能。最近は女性客も多く、お子様の受験面接用などに紺色の生地でジャケットとワンピースといったアンサンブルをオーダーするのも人気だそうです。

コロナ禍の時期、スーツを求める顧客は減っていましたが、今年はオーダーが相次いでいるため、納品までには約二ヵ月。しかし完成を待つのも楽しく、夢が広がる時間です。銀座の隠れ家的空間での最高峰のテーラーメイド体験は、一生の心の財産になるに違いありません。

(撮影:大森ひろすけ)



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