|
〈新春特別対談〉親愛なる同志へ
尾上 右近
×
中村 時蔵
ジムよりハード?
本誌 二〇二四年から二五年に上演された『歌舞伎NEXT 朧(おぼろ)の森に棲む鬼』は、主人公ライを松本幸四郎さんと尾上松也さんがダブルキャストで演じ、お二方も出演なさった話題作です。その『朧…』がシネマ歌舞伎として一月から上映されますね。
時蔵 ぼくは普段、古典作品に重心を置いていますので、『朧…』のお話をいただいたときは、自分でいいのか、という思いがありました。でも、夫を失いライに惹かれていく検非違使(けびいし)の長・ツナは非常にいいお役で、松本幸四郎さんがぜひにとおっしゃってくださったとうかがって。うれしかったですね。
右近 ぼくはライを慕う弟分、キンタを演じました。二〇〇七年 Inouekabuki Shochiku-mix公演のときから、歌舞伎で上演するなら絶対キンタを演りたい!と思っていたんです。だからお話をいただいたときは本当にうれしかった。 |