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■GINZA拝見


今月号に掲載されている記事です。銀座にいらした際には、是非、お立ち寄りください。
「銀座百点」は、その他にも銀座のかおりが漂う記事がたくさんあります。興味をもたれた方は、是非、定期購読をご検討ください。

銀座 天一
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銀座 天一

猛暑、酷暑、そして残暑と、暑い日々が続きます。この夏の暑さが天一の評判を上げるのに一役買っていたことをご存じでしょうか。

創業者・矢吹勇雄氏は、岡山出身。勤め先の大阪の繊維商社が世界恐慌のあおりで倒産したことをきっかけに上京、銀座八丁目の電気関係会社に再就職しました。東京で江戸前天ぷらという食文化に開眼した氏は、大阪での開業を志します。京橋の天ぷら店で数年間修業したのち、昭和五年に人形町で天一を開業。二年後に銀座八丁目に移転します。

進取の気性に富む矢吹氏は江戸前由来の魚介に加え、季節の野菜を天種に採用。また揚げ油を従来のごま油のみから、より軽い食感を求めサラダ油をブレンドするなど工夫を凝らして人びとの心と胃袋をつかみました。前職から電気機器の知識に長(た)けていた氏は、店内環境にも工夫を凝らします。昭和八年には揚げ場に電気排気扇を設置し、油煙を気にせず揚げたての天ぷらの風味を楽しめるように。さらに昭和十年には冷房を導入します。当時の天ぷら店は暑さと揚げ場の熱さで夏は軒並み休業していたため、「高原のそよ風の下で天ぷらを」とのうたい文句とともに大きな話題となります。

快適な店内で、カウンターを介して揚げたての天ぷらを供する中、客との会話もはずみます。政財界の重鎮や文化人がこぞって贔屓(ひいき)とする天一の名は知れわたり、昭和十三年には数寄屋橋角に出店。数寄屋橋店はソニービルが建築されたのを機に建物内へ、そして本店は昭和三十七年六丁目並木通りへ移りました。

その本店で昭和から令和へ至る五十七年間、変わることなく揚げたての天ぷらともてなしの心を伝えてきた天一は、今年転機を迎えました。ビル建て替えのため、二〇二二年まで休業が決定したのです。休業中の現在は、矢吹氏が内装を監修した帝国ホテル店と今年四月に開業した銀座三越店、伝統美とモダンを具現化した対照的なしつらえの二軒の天一へどうぞ。

写真は帝国ホテル店で、カウンター越しに見える種箱には海老、いか、きすなど江戸前の素材もあればアスパラやペコロスなど西洋野菜も。天ぷらという食文化が懐の深さゆえに、時代とともに加わる多彩な味で人の心を満たしてきたことを想います。三年後、新たな装いで幕を開ける天一を紹介する日が待ち遠しくてなりません。

ブライトリング・ブティック東京
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ブライトリング・ブティック東京

みゆき通りとソニー通りの交差点、ウインドー越しに見えるスタイリッシュな内装が印象的な、ブライトリングの腕時計専門店です。

スイス生まれのブライトリングが得意とするのは、ストップウォッチ機能を備えた腕時計、“クロノグラフ”です。中でも航空計算尺つきの「ナビタイマー」は、世界中のパイロットに愛用されてきた人気シリーズです。

“ベゼル”と呼ばれる盤面の枠を回転させて掛け算や割り算ができる仕組みで、管制塔やレーダーがなかった時代には、パイロットが速度や燃費を計算するのに活用していました。身近なところでは、ショッピングでの計算や、旅先での通貨換算など、さまざまな場面で活躍するのだとか。

写真のモデルは、通な愛用者が多い日本向けにつくられた特別な「ナビタイマー」。文字盤の十二時の位置に、ゴールドのロゴがあしらわれています。左右に伸びた羽根の間には錨(いかり)のマークがあり、空から陸、海に至るまで、活躍の場を広げるブライトリングを象徴しています。

文字盤を覆うガラスは、傷がつきにくい“サファイアクリスタル”を採用。ダイヤモンドに次ぐ硬度といわれ、耐久性に優れています。ガラスには両面から反射を防ぐコーティングを施し、どの角度からも見やすい仕上がりです。背面もガラス製で、時計の心臓部にあたる細密な機械の動きを見られ、大人の遊び心がくすぐられます。

ブライトリングの腕時計はぜんまいで動く機械式。メンテナンスし続ければ、近年普及しているクオーツ式よりも長期間使えるのも魅力です。

女性向けには「ギャラクティック」シリーズがおすすめ。真珠母貝の淡い色合いの文字盤に八つのダイヤを配した気品あふれるデザインで、ビジネスでもプライベートでもシーンを選ばず使用できます。

ブライトリングの腕時計は、季節や好みに応じて、ストラップを変えることもできます。一つのフェイスで、夏は金属のブレスレットタイプ、冬はレザータイプとファッションに合わせ、つけ替えて楽しむ人も多いとか。

なお銀座店は十月にリニューアル工事を行います。アメリカンポップアートを基調とした店内は、銀座をイメージしたレトロモダンな空間へと一新。十一月にオープン予定。秋の新モデルとともに新たなときを刻んでいきます。

(撮影:大森ひろすけ)



※銀座百点は1冊からでもご購入が可能です。
お申し込み方法は、切手にて1冊348円として、ご希望の号・部数・お名前・ご住所をご記入の後、代金分の切手を同封の上、下記の宛先までお送り下さい。ただし切手は500円以下のものをご利用下さい。
送付先 〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目8番20号 銀座コアビル8階
お問い合わせ TEL:03-3571-6860

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